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製品フォーカス
案件の進捗や損益の状況を常に把握。発生する問題点を素早く発見し、先手先手で解決。

株式会社 ラック

1986 年に設立された株式会社ラック(以下、ラック)は、インターネット黎明(れいめい)期の1995 年より、情報セキュリティーを専業とする企業として事業展開しています。同社は、案件管理の効率化を目的に、IBM WebSphere、IBM DB2 がバンドルされたサイオステクノロジー株式会社(以下、サイオス)のプロジェクト管理ソリューション「ProjectKeeper Professional」を導入。案件の進捗状況、稼働率、損益を常に把握し、経営層やマネージャがスピーディーに意思決定するの に役立てています。

図1 拡大表示

導入効果

各案件の稼働率や損益が、案件進行中にも把握可能に

 ProjectKeeper Professional は、1 つひとつの案件に関わる担当者の管理や進捗管理、損益管理などを行うソリューションです。各案件の担当者が自分のタスクに必要な時間や進捗率などを自己判断で報告。それに対してリーダーは、承認する際に補正でき、案件に対する客観的な判断が可能になります。

 常に案件の状況を把握し発生する課題を早期に解決できるほか、最終的に成果物の保存もできるため、同じような過去の案件を参照し新たな案件を効率化するなど、ナレッジデータベースとしても活用できます。

 ProjectKeeper Professional は2009年4月より導入が開始され、6月より本格的に全社展開されています。導入にあたりサイオスのサポートにより、“部門別の損益管理”、“案件ごとの損益管理”、“複数案件の比較が可能なアンドバリュー分析”の3 種類のレポートを作成また、必要なデータをCSV 形式で抽出するためのバッチ処理も開発しています。

 同製品導入による効果を、事業推進統括部 統括部長の谷英幸氏は、「各マネージャーが担当している案件の状況を把握でき、作業進捗が遅れている案件があれば、それを損失処理したりすることなどが先手、先手にできるようになりました」と話します。

 ProjectKeeper Professional で作業進捗を報告すれば、何かのリアクションがあるという意識が担当者にも、リーダーにも、少しずつ芽生えていることも効果のひとつで、報告の重要性を意識づけることができました。

 「担当者は、これまで口頭で行ってきた日々の業務報告がシステムに実装されたという違いしかありません。ただ、あまりにシステム化しすぎると、人と人のコミュニケーションの場が少なくなってしまうので、その点には注意しています」(谷氏)

谷 英幸氏

株式会社ラック
事業推進統括部
統括部長
谷 英幸 氏

 一方、経営面では、案件の途中経過が把握できるようになったので、意思決定のための情報を増やすことができました。この情報をいかに経営面で活用していくかが今後の重要な取り組みのひとつとなっています。

  特にラックのビジネスは、製品を販売するのではなくサービスを販売しているため、人材の稼働率は経営者にとって非常に重要です。これまでは月次処理後、5営業日にようやく前月の結果が把握できる状況でした。しかし、ProjectKeeper Professional を導入したことで月の途中でも当月の状況が分かるようになりました。部門ごとに仕事量に差がある場合には、空いている部門の担当者が忙しい部門をヘルプするなど、人材の流動化も可能になっています。

お客様ニーズ

月次処理後にしか分からなかった進行中案件の状況を正しく把握したい

 ラックにとっての課題は、1 つひとつのサービス案件(プロジェクト)で、どれだけの利益が出ているのか、損失が発生しているのかを、案件終了時まで把握できないことでした。

 谷英幸氏は、「従来、案件が終了するまで、黒字なのか赤字なのかということが把握できませんでした。黒字の場合はいいのですが、赤字の場合、終了してから分かるのでは手遅れです。こうした経営的な視点での問題をいかに解決するかが大きな課題でした」と話します。

 また各案件の進捗管理は、リーダーがそれぞれの方法で行っていたために、リーダーが変わると管理のやり方も変化し、現場の担当者が混乱してしまうということも課題のひとつでした。さらに今後、リーダーとなる人材を短期間で育成していくためにも、標準的な管理手法を確立することが求められていたのです。

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