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製品フォーカス
2000 社を超える取引先の8割をEDI システムで接続。
伝票レス実現で人件費や作業負荷などを大幅に削減。

株式会社 平和堂

2007年3月に創業50周年を迎えた株式会社 平和堂(以下、平和堂)は、滋賀県を中心に2 府6県に約120店舗を展開するほか、中国湖南省にも2 店舗、ファミリーレストラン「ココス」やケンタッキーフライドチキンのチェーン店経営、書籍・CD・DVDの販売/レンタル業など、総合小売業として幅広い事業を展開しています。平和堂では、取引先との迅速で効率的な受発注業務の実現を目的としたEDI(Electronic Data Interchange)システムを構築。その基盤として、IBMのUNIXサーバーであるIBM System p およびアプリケーション基盤のWebSphere、その上で稼働するエヌアイシー・インフォトレード株式会社の「EDIPACK」を採用しました。

図1 拡大表示

導入効果

伝票レスで伝票のハンドリングが半減。人件費や作業負荷、ミスも削減。

平和堂の情報管理部 部長 中島勝氏は、EDIPACK の導入効果を次のように語ります。「全体で2000 社を超える取引先とのやり取りがあり、現状では約8 割がEDI 化されています。そのほか、金融機関、印刷会社などの企業とも連携されています。今やEDIシステムなしでは、外部とのやり取りはできない状況です」

「EDI システムの導入により、伝票レスの取引が可能になりました。平和堂では、年間の受発注件数が伝票枚数で1600 万枚分あります。このうち半分の800 万枚分がEDI による伝票レスで実施できるようになっています。これにより伝票発行のための人件費や作業負荷、伝票コスト、入力ミスなどを大幅に削減することができました。今後はさらに伝票レス化を促進していく計画です」

また、発注業務の精度の向上にもEDI システムは効果を発揮しています。従来、商品の発注業務において、いつ、どのタイミングで、何を、いくつ発注するかは、現場担当者の判断に任されていました。しかし、人手が介在すると発注ミスや発注漏れなどを防ぐことができないという問題を抱えていました。

中島勝氏

株式会社 平和堂
情報管理部 部長
中島 勝 氏

そこで平和堂では、基本的な商品に関しては、一定の周期で売れた数だけを自動的に発注する仕組みを2007 年に構築しています。これにより、発注における担当者の負荷が半分程度に削減されており、余剰時間を売り場の整理など、顧客サービスのための時間に割り振れるようになりました。この効果について中島氏は、次のように語ります。
「季節や天候、イベントによる販売数の増減が考えられる商品に関しては、担当者が数量を自由に変更できるようになっています。現場にとっては、発注業務の省力化ができたことが最大の効果といえるでしょう。在庫の精度を上げることができれば在庫管理の精度も向上し、顧客満足度も向上できるのです」

お客様ニーズ

小売業の生命線となったEDI。小規模な取引先の接続が重要に。

平和堂では、EDIPACK を導入する以前からメインフレーム環境でEDI システムを運用するなど、早くからEDI 化に取り組んできました。

しかし、取引先の中にはJAN コードが付いていないアパレル製品や生鮮食品のような商品を取り扱っている非常に小さな会社もあり、簡単かつ低コストでEDI 化が実現できなければ導入してもらえないという課題を抱えていました。また、JAN コードが付いていてもEDI化を拒否する取引先もありました。

「EDI 化されていない取引先には、こちらから伝票を送付して商品を納品してもらうといった方法で対応しています。このような取引先は、現在100 社以上あるので、けっこうな作業負荷になっています。とりあえずは受発注だけでもEDI 化できないと作業負荷を軽減することはできません」

こうした小規模な取引先とのEDI 実現に向け平和堂では、流通業向けの次世代EDI規格である「流通ビジネスメッセージ標準:Business Message Standard(BMS)」に注目しており、既存のEDI システムをいかに効率的に流通BMS に対応していくかも大きな課題のひとつでした。

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