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製品フォーカス

トレジャリー業務の包括管理にAvantGard Quantumを採用
〜効率的なSTP実現で生産性を大幅に向上した豪州の地方銀行

オーストラリア州政府管下にあるこの公的銀行では、州政府や金融機関、事業法人などの利益確保のため、資金調達や借入、投資に関する施策を検討し、実行しています。具体的には、金融市場を勘案した州政府の資金調達手配や仲介、あらゆる市場リスクを対象とした資産と負債の総合管理であるALM(Asset Liability Management)のサービス、財務リスク管理支援、財務診断サービス等を提供しています。

効率的なSTPを実現し、トレジャリー業務の最適化を狙う

同行では、スプレッドシートを使用してトレジャリー関連業務を処理していましたが、各担当者がおのおの異なる手法でシートを運用していた為、利用実態を把握する作業やデータの統合に多大な労力を費やしていました。この結果、市場での資金調達や投資のタイミングを逃してしまうことが、大きな問題となっていました。

また、フロントオフィスとバックオフィスをシームレスに統合し、取引の約定から資金決済、商品の受渡しに至る一連の処理を自動化するSTP(Straight Through Processing)を導入しておらず、プロセス全体におけるトレジャリー業務が非効率になっていたことも見過ごせない問題でした。 さらに、顧客サービス支援業務とフロント業務プロセスの統合、フロント業務を効率化する仕組みの導入、柔軟かつ迅速な各種レポートの作成、仕訳入力の自動化なども、早急に解決すべき重要な課題となっていました。

そこで同行では、フロントオフィスとバックオフィスの間のSTPも実現するサンガードの「AvantGard Quantum」および「AvantGard-Risk」を導入し、業務の効率化を実現しました。また、リスク管理と顧客への柔軟なレポート作成も可能としています。

AvantGard Quantumは、資金調達と投資、金利と為替、インハウスバンキングおよびシェアードサービス等を包括的に管理することで、キャッシュマネジメントおよびリスク管理を実現するトレジャリー・ソリューションです。過去のキャッシュフローを集計し、分析した結果により、将来のキャッシュフローを予測する機能、決済をネッティングすることで、対外支払い件数を減少させる機能など、多くの内容が実装されています。

AvantGard-Riskは、現物取引やデリバティブ等の幅広い金融商品に対応し、ディーラー・デスクトップ、リスク管理、パフォーマンス測定機能を搭載した、統合的な財務リスク管理ソリューションです。トレジャリー・ソリューションと組み合わせ、フロント、ミドル、バックオフィスに対し、分析結果を効果的なレポートとして提供します。

トレジャリー業務プロセスの最適化を実現

AvantGard Quantum およびAvantGard-Risk導入プロジェクトの主な目的は次の通りです。

・リアルタイムSTP機能による効率的なバックオフィスの実現
・顧客に対し多彩なレポートの提供と作成時間の短縮
・サービス部門への新しい総勘定元帳の導入
・フロントオフィス担当者による直接入力の実現

業務プロセスの最適化は、3つのステップで段階的に進められました。

最初のステップは、正確なレポート作成と価格決定/MTM(Money to Market)を実現する機能の導入です。MTMは、保有資産の時価変動リスクを管理するために時価を評価する手法を指します。具体的には、データの透明性を高めるためのドリルダウン機能、リアルタイムポジションのレポーティング機能、テンプレートを事前に作成し、レポートの作成から顧客への送付までに至る時間を短縮する特定顧客用レポート機能、フロントオフィスとバックオフィスをリアルタイムにワークフローを可視化する仕組み、等を構築しました。

次のステップでは、セキュリティを確保したワークフローの策定です。実際には、取引承認、決済における責任範囲の明確化、システムへのアクセス制御実行、支払保留を監視するための日次決済の記録、データベースへのアクセスや修正を履歴として記録した監査報告書の作成、等を実現しました。

最後のステップは、トレジャリー業務プロセスの自動化と統合化です。コンファメーションの自動生成、手順化された当方勘定および先方勘定の受渡指示、仕訳の自動生成等です。

新システム導入で重要な業務に注力することが可能に

同行ではAvantGard Quantum とAvantGard-Risk導入により、トレジャリー業務全般における複数の課題を解決し、効率的な作業手順を確立しました。また、発注から売買契約、決済に至るまでの過程において、フロントオフィスとバックオフィスの効率的なSTPを実現しました。さらに、サンガード独自の実用性の高いレポーティングエンジンを活用することで、柔軟かつ容易なレポート作成まで実現しています。

そのほか副次的な効果として、オペレーションコストの大幅な削減も挙げられます。迅速かつ適確な意思決定を可能にするレポートと共に、重要度が高い業務に注力することが可能になりました。その結果、業務の生産性も大幅に向上しました。

同行にとって、会計プロセス全体におけるトレジャリー業務を包括的に管理するAvantGard Quantum とAvantGard-Riskは、もはや不可欠な存在となっているのです。

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